島の住人は、着物のような衣を身に着ける(島がオリブの領土であった当時の私服、要は着物)

その衣、最初は生地色だが「七草」に触れると、心の変化で色が七段階に変化する。(着物に限らず、現代の私服でも変化はする)

​段階と花(色)が告げるものは以下通り。

第一段階:青

​誰しも抱える些細な不安を抱えた状態、自分次第で前を向ける程度 

第二段階:緑

不安を抱えた状態、誰かに話したくなる

第三段階:黄

​不安に左右され始める、支えが必要 ※コダマが時々ちょっかい出したくなる

第四段階:紫

不安が恐怖に変わっている状態 ※コダマが狙いを完全に定め始める

第五段階:赤

不安が爆発し相手を攻撃し出す状態 ※コダマが支配・洗脳可能になる=食われる(コダマの一部に取り込まれる)段階

第六段階:黒

花の力に負けず自我を保つ者

第七段階:白

完全に記憶を失った場合、或いは青に変わる初期の状態、或いは動揺せぬ者(悟りの境地)

【ローズとカシーム 】

オリブを訪れる(「風民の詩」第四話後半参照)が、アジーズを待つ間「ノーマン達と一緒に居たくない!」と、散策していたところ

ひょんなことからクレメンズの扉に辿り着き、霧にまかれたかと思うえば気が付くと島に辿り着いている。七草に触れ何故か龍の姿になってしまうが、動物好きなスイセンに見つけられ助けてもらう(というか半強制的にペットになる…)無邪気なスイセンのネーミングセンスにより「ローズ」と名付けられる。

挿入歌『え唄 -七-』

​編曲:葉羽  作詞 作曲 歌:杉原明(劇中:アキ)

一つに 聞こえた歌追えば 聞こえるは騒めきか  

二つに 懐かしき声手引くも 届きはせぬ 

三つに 闇ぬぐいて歌聞けば 変わるは野花のいろ

四つに 心委ね薄れゆくは 揺れる霧ときく

五つに 末の涙は幾度なく 重なる偽りに身滅ぼし 花告げる色は 霧のよに白く

六つに 懐かしの声探せど 歌は身にしみついて

七つは 何処ぞ心の行方はしれぬ どこ探せど どこ探せど 懐かしき風どこへ

1. 孤独に包まれる中、慰めをく声が聞こえたので、救いを求めてついていく。すると故郷では誰もが「消えた」と驚くのだ。何故だ、自分は前を向いたつもりだ。

2. 声についていこうとすれば、気付いた友は「待て」と言う。けれど今は声にりたくて仕方がない、あの声は孤独の中に聞こえた希望だから。

3. 辿り着いたその場所には七色の花。声の主が言うには「癒しの花」、触れた者の心に反応し花の色は七色に変化するという。

4. 「もう大丈夫」声に安堵しその地に滞在しようとすると、その地の者ども「ここにいれば不安は薄れいつか幸せになれる」と言う。

5. しかしどうしたことか、薄れていくのは己(記憶)の方で、気付いた時には「後戻りできぬ」と花色が告げる。

6. 「どうか助けてくれ」と再び友の声が聞こえないかと探しまわるも、声も花も「行くな」と心を放さない。

​7. どうやってここへ来たのか、自分は誰かも、もう思い出せない…どこをどう探しても。生きてはいるが、もぬけの殻。

不安は消えた もう孤独でもない しかし どちらが良かったろう…

不安はぬぐえるが、忘れたくないものまで全て失うのと、嫌な思いをしても孤独であっても、今の自分のまま歩み続けていくのと…

誰に何を言われようが、誰もに嫌われようが、自分は自分のままで幸せだったかもしれない。「誰からも」なんて本当にそうか?

一人でも二人でも、こんな自分を気に留めてくれる存在はあったじゃないか。そう、気付いた時には手遅れだったのだ。

我々は、花の蜜を吸ってしまった。

まいご

【 心の行方 】

このシナリオの伝えたい根本的な部分…

「答えはその人の中だけでそれぞれ」「誰が正しい、誰は正しい=存在しない、正しいを存在させているのは己」

※「迷子」とは「内に悩み・不安・不満を抱える者達」のこと。島は「痛みの共有理解」で人々に寄りそうことを大事にしている。

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